2009 年 5 月 30 日
山岳部OB・天野和明氏、国際ピオレ・ドール賞を受賞
受賞したのは天野和明氏(2001年二部法学部卒、明治大学体育会山岳部炉辺会会員)。国際ピオレ・ドール賞は、その年の世界で最も優れた山岳登攀に対して贈られる賞で、天野氏が一村文隆、佐藤祐介の両氏と隊を組んで2008年9月に行った、インド北部にあるカランカ(6931m)北壁の新ルート(BUSHIDO)からの登攀が、シェルパや酸素ボンベの助けを借りずに、軽量の装備による速攻法で頂上を目指すアルパイン・スタイルの優れたクライミングとして高い評価を受けた。「登山界のアカデミー賞」とも呼ばれるこの賞の日本人の受賞は初めて。
天野氏は体育会山岳部時代から日本アルプスを中心に多くの頂上を登破、卒業後も意欲的な登山活動を展開し続けてきた。すでに8000m峰6座登頂の実績をもつ。明治大学創立120周年並びに山岳部創部80周年事業の一環として企画・成功させた「ドリーム・プロジェクト」(ヒマラヤ8000m峰全14座完登)でも、アンナプルナ南壁の困難な登攀などで力を発揮し貢献した。
天野氏らは、昨年11月にアジア版ピオレ・ドール賞を受賞しているが、今回の受賞により名実ともに世界トップのクライマーとなった。4月25日フランス・アルプスの町シャモニで授賞式が行われ「ピオレ・ドール(黄金のピッケル)」が授与された。